【未経験・非美大卒】中途からグラフィックデザイナーに転職する方法

【未経験・非美大卒】中途からグラフィックデザイナーになる方法
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2020-03-07

今から約3年前、急に思い立ってグラフィックデザイナーを目指すことにしました。
社会人5年目の頃です。

デザインとは全く縁のない仕事をしていたのでデザイン業務は未経験。美大卒でもないため、デッサンもろくに描いたことがありませんでした。そんな私も今年でデザイナーとして3年目を迎えます。

「美大卒じゃないけどグラフィックデザイナーになれるのかな」
「全然違う業界で働いてきたけど、未経験でグラフィックデザイナーを目指せるのかな?」
と迷われている方。

未経験でも、非美大卒でもグラフィックデザイナーになれます。
むしろ、デザインは副業もしやすいので、キャリアチェンジにはおすすめの職種です。

デザイナーは「実力重視」の世界です。資格や最低経験年数は要りません。ちゃんと勉強して実績を作れば大丈夫です。

学びながらポートフォリオ(作品集)を作る

デザイナーとして仕事をするためには、デザイナーとしてのスキルや知識が必要なのはもちろんですが、あなたがどんなデザイン制作ができるかという証明が必要です。その証明がポートフォリオ=作品集です。

これは転職する場合でも、副業で個人で仕事を受託する場合であった方が良いです。

たとえ実務未経験であっても、ポートフォリオで「今どのくらいの制作ができるのか」証明できれば、転職もしやすいです。個人でのデザインの受託もしやすいです。

ぜひ勉強しながら、たくさん制作をしてポートフォリオを充実させましょう。

なお、グラフィックデザイナーの場合はポートフォリオを印刷するケースが多いですが、印刷は費用がかかる上にネットでのやり取りには不便なので「ポートフォリオサイト」を用意する想定でいいかと思います。
(ただし、転職の場合は会社によっては紙じゃないといけない場合もあるかもしれません。)

ポートフォリオには実際に「他人の依頼をうけて」制作したものも加えよう

ポートフォリオを作るにあたっては、自分で好きなものを作るのもいいですが、誰かの依頼をうけて制作してみることをおすすめします。

友人・知人、仕事関係の人から少額で名刺やチラシの制作を受託したり、クラウドワークスやスキルシェアリングのサービスなどで簡単そうな案件にチャレンジしてみましょう。

デザインはアートと違って「自己表現」では無いので、「デザインのゴールをしっかり認識し、相手の意図を汲み取り、それをデザインに落とし込む力」が重要だったりします。個人的にはデザインは問題解決だと思っています。(そこが面白いのです)

デザイン系の学校に通うと、「架空の制作物」でポートフォリオを作るのが一般的です。が、そこは一歩進んで、実際に依頼をうけて作ってみることをおすすめします。今はネットを通じて、色々な案件を見つけるチャンスがあるからです。

(かといって、自分が好きに制作した「作品」がポートフォリオに必要ないわけではありません。自分のデザインスキルの幅を表現する上では重要です。)

ポートフォリオをウェブ上で一般公開するような場合には、制作物を公開していいか、依頼者の許可を事前にもらう必要があるので注意しましょう。

私は、WEB上で展開しているポートフォリオにはパスワードをかけており、不特定多数の人には見られないように管理しています。

勉強は独学でできる?専門学校選びのポイントは?

独学でもできるとは思います。とはいえ、本だけでやるのではなく、ネットのスクールに通うのを合わせるといいかと思います。

デザインは「感覚的なものを磨く」必要もあります。なぜ、この余白のとり方の方が美しく見えるのか?ある程度法則はあるものの、実際の細かな調整段階では感覚がかなりモノを言います。
したがって、ベテランに自分のデザインを見てもらいながら「感覚」を磨くトレーニングをしたほうがデザイン力はアップすると思います。

私の反省と学校選びのポイント

私は仕事を辞めて1年間、通学型の専門学校に140万円を払って通いました。

少人数制で一人ひとり、手取り足取り教えることをウリにしていた学校で、「せっかくやるならこのぐらい手厚いほうがいいだろう」と思ったのです。

生徒は私含めて6人、先生は常時1〜2人いました。

ところが、その先生が大変雑談が好きな人で、生徒とずっと関係の無い話をしていてあまりちゃんと教えてくれないのです。集中できないばかりか、聞きたいことがあって聞けず、段々通うのが嫌になりました笑。

学校側へ相談しても「まあまあ」と言われ、小規模特有のゆるい対応でした。
結局最後の数カ月はほぼ一人で自宅で作業をして、学校を卒業しました。

その後、そのスクールは潰れてしまいましたが…^^;
当たり前の話でとても恥ずかしいのですが、事前に、もっとちゃんと学校を比較してから選ぶべきでした。

私が払った金額よりも半額以下で、または半分以下の期間で集中して学べるところはたくさんあります。
また、私は小さなスクールにいましたが、有名で大きいスクールの方が色んな人が集まるので刺激も得やすいと思います。その後のコネクションも大事です。

結局、学校で習うカリキュラム自体はどこも似たようなものです。それであればサクッと短期間で効率良く学べるところ、通学するのであれば刺激を受けられるような環境がいいですね。3年前の自分に本気で伝えてあげたいです。。。

ぜひ、色々なところに資料請求したり、見学したり、卒業生の実績を見ながら吟味してみてください。
夜間部、土日集中講座など、短期間または働きながら通えたり消化できるプログラムがあるスクールがオススメです。

私は1年間通ってしまいましたが、ぶっちゃけ1年も「勉強だけ」に時間をかけなければよかったと思っています。これも大きな反省点です。
特に転職組ですと時間もお金も限られてますしね。。個人的には、このあたりの大手はチェックしておくと比較しやすいかなと思います。

デジタルハリウッド
6ヶ月コースやオンラインコースもあり。

東京デザインプレックス研究所
夜間や土日集中コースなどもあるので、働きながらも検討可能。

Webクリエイタースクール【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】
↑のデジタルハリウッドとWEB業界で有名なLIGが提携したWEB系デザインスクール。個人的にとても興味あるので貼ってます。。。

 

中途、未経験のデザイナー転職の選択肢

独学のコツ

ポートフォリオを作ったら、デザインスキルを上げるのであれば転職して実戦を積むのはアリだと思います。

  1. 体力あり、気合満々 → バリバリのデザイン会社へ!
  2. 体力ない、激務つらい → 兼務インハウスデザイナーへ!

かなと思います。私は「バリバリのデザイン会社」に憧れていたのですが、長年のブラック労働がたたり、もはや長時間労働アレルギーになっていました。。結果として2.という少し変わったキャリアを選んでいます。

王道はデザイン会社、制作会社。激務だけど力がつく!

デザインスキル、デザインセンスを身につけるのであれば圧倒的にデザイン会社や制作会社がおすすめです。クライアントから受託してデザイン制作を行うので、色々な案件に関われます。

超有名なデザイナーの巨大事務所や、電○のような広告代理店など、規模も大小様々。デザイン会社は色々な企業の制作案件に関われるし、デザイナーたちが切磋琢磨しているので、デザインスキルを磨くには絶好の環境です。

ただ、有名な会社は入社のハードルが高いです。有名美大卒が必須条件の場合もあり、中途入社の人はかなり厳しいかもしれません。実績を積んで大きい企業へステップアップできるか、挑戦するしかないですね。

今は人手不足なので、しっかりデザイン制作をしているデザイン会社でも、未経験を採用する会社はあります。根気よく良い出会いを探しましょう。

これはデザイン学校の同期の話ですが…印刷屋さんや印刷機のある会社ですと、チラシなどの印刷物に仕事が偏るケースがあるので注意しましょう。
WEBデザインに関連するスキルや経験は必須ですので、WEB関連の案件には関われる環境をオススメします。

ちなみに、デザイン会社や代理店はかなりの割合で激務の環境です。納期前日の夜に、クライアントからデザイン修正の連絡が来て、翌朝までに納品、みたいなこともあります・・・。(これも同期デザイナーの話です)

その分、しっかり目的意識を持って働けばかなりの力がつくはずです。

「本気でデザインどっぷりやりたい!」という方で体力に自信がある方にはおすすめです。デザイナーのキャリアとしては王道だと思います。

インハウスデザイナーとして穏やかに働く

インハウスデザイナーとは、企業のデザイン担当者です。インハウス=企業お抱え、みたいな意味ですね。

企業の商品や商品パッケージそのもの、WEBサイトや広告などを社員が制作するわけです。

企業によってその担当範囲は異なるし部門の大きさも違います。
インハウスデザイナーは企業や業種によりますが、割と人気があるポジションです。

クライアントからの依頼をもとに制作するデザイン事務所とは違って、「自分の会社をアピールするために、自分でデザインを作れる」、「人らしい働き方ができる」ことが多いためです。(もちろん企業によって状況は違うので、一概には言えません。)

中途入社する場合はデザイン経験者が条件になっているケースが多く、未経験者にとっては狭き門です。。

オススメは「兼務のインハウスデザイナー」

おすすめは兼業デザイナー

デザイン会社に行く体力もなく、インハウスデザイナーになる経験も無かった私が、行き着いたのが「兼務のインハウスデザイナー」です。

「兼務のインハウスデザイナー」とは別のポジションを担当しながらデザイン制作を兼務するポジションです。

社内にデザイン担当者はいないものの、細かなデザイン制作の業務が発生する、という会社は結構あります。
セミナーのチラシや広告バナー、営業の提案資料など。

外注したり、デザイナーじゃない社員が適当に作ったりして対応しているわけです。

  • 外注はお金がかかるから、細かい制作物は自社で内製したい。内製するクオリティを上げたい。
  • デザイン専任者を雇うほどデザイン制作の仕事が多いわけではない

という会社に、○○兼デザイン担当として就職する、という選択肢です。

アシスタント兼インハウスデザイナーとして転職

私は専門学校に通っている時期に、知人の紹介で従業員2名の小さな会社とご縁がありました。

会社で開催するセミナーのチラシを作成したり、開催したセミナーの内容を冊子にして印刷・配布したり、お客さんへの提案資料をキレイにデザインすることが多々あるが、外注すると費用がかかる。また、修正の指示出しに手間がかかるので内製化したいとの意向がありました。

一方で、デザイン専業の従業員を雇うほどデザイン業務がたくさんあるわけではない。

社員が少ないのでデザイン以外の仕事がたくさんある。総務や業務サポートといった、アシスト業務と兼務でデザイン制作をしてほしいとの条件で入職することになりました。

そこで、色々なデザイン制作を一からすべて自分で担当させてもらえました。
会社のパンフレット、200ページ超えの冊子の台割からデザイン制作、チラシ、新しいサービスのロゴ、セミナー動画の編集等。動画編集ではAdobeのAfterEffectを必死に勉強しました。また時には、外注先のデザイン会社さんと仕事をすることもあり勉強になりました。

大変いいご縁でした。

そこで積んだ実績をもとに、次は社員4人のベンチャー企業へ転職しました。そこでも兼業デザイナーとして入社。会社の名刺、チラシを作ったり、インハウスのWEBデザイナーへのディレクション業務、あとはTVCMのコンテを描いたりと色々な経験ができました。

中途のデザイン転職は自分のキャリアを活かすこともできる

中途からのデザイナー転職

私が兼業デザイナーからキャリアをスタートできたのは、少なからず他の会社でのキャリアがあったからだと思います。基本的な仕事の型は身についていたので、通常の業務はある程度即戦力になれたのかと思います。

総務や経理、マーケティングなど、特定の部門でキャリアがある方ほど、それとデザインをかけ合わせることでまた違った価値を創出できると思います。

もちろん兼業でやってみて、やはりデザイン一本で頑張りたい!という気持ちになれば、それまでの実績をもとに、専業のインハウスデザイナーや、デザイン会社へ行くことももちろん目指せます。

掛け合わせのキャリアが受ける組織もある

デザインx〇〇のような掛け合わせのキャリアは、比較的小さい組織やベンチャー企業など若い会社のほうが価値をわかってくれるケースが多いと感じます。人材の多様性を求めていたり、縦割りではない目線で仕事をすることを期待するためです。

勉強しているうちから副業を始めるべし!

デザイナーこそ副業をしよう

デザイナーの給料は、特に中途から転職する場合は、そんなに高くはありません。未経験だと新卒レベルの給与の場合もあります。

なるべく早い段階から、副業することをおすすめします。
独学で勉強しながら、クラウドソーシングで小さな案件にチャレンジしたり、友人知人にアピールして案件を紹介してもらいましょう。

副業をすることで、自分一人で仕事を取り、仕事を進め、完結する経験を得るのはとても重要です。また、副業で稼いで自信がつくと、転職に対する姿勢にも余裕がでてきます。

チラシ作成やロゴ作成など、勉強しはじめたらこまめにサイトをチェックして課題がわりにチャレンジするといいでしょう。また、それが実績として自分のポートフォリオに積み上がるのもポイントです。

クラウドワークスなどは有名ですが、最近できたBizseekなども穴場案件がありそうです。
こまめにチェックしてみることをおすすめします。

副業デザインで年収の25%をカバーしています

私は今、IT系の企業でサラリーマンとして働いており、WEBマーケティングの業務を担当しています。ここでも兼務デザイナーとして、広告のバナー画像などの制作物をよく作っています。

一方で個人でデザインの案件を受託しており、2019年は200万円ほど売上があり、年収の25%ぐらいでした。

平均単価は20万円ぐらいで、印刷物とWEB制作の両方を制作しています。

生活の質も担保したいので、今は知り合いや口コミの案件のみ受けるようにしています。
副業は自分でコントロールできるのもポイントですね。

未経験の中途でもグラフィックデザイナーになれる

ということで、未経験の中途でもグラフィックデザイナーになれます。

グラフィックデザイナーというと、激務という修行を経ないとムリ、美大卒じゃないとムリ、年収低いのは修行だから我慢…と思っていましたが、違う選択肢もあります。

実際に掲示板でグラフィックデザイナーになりたい人の相談を見ていると、厳しめの意見が多いです。
そうしたプロフェッショナルの方々の意見も分かりますし、佐藤可士和さんみたいなスーパーデザイナーの世界は別だと思います。

色々なグラフィックデザイナーのあり方があってもいいと思います。
私は結果として兼業デザイナーという働き方に割と満足しています。自分のデザインがお客さんのお役に立てていて、喜んでもらっているという実感もあります。年収も平均よりは上ぐらいだと思います。
毎日定時で帰って、自分の好きな時間にデザインをやるという生活です。

ステップはあなたの働き方やデザイナー像によりますが、いずれにしても、これからキャリアチェンジしたい!という方はまずはデザインの基礎を勉強して、手を動かしてみることをおすすめします。
学校に通うのも一つの近道です。通う場合には、まずは資料を取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

デジタルハリウッド

東京デザインプレックス研究所

Webクリエイタースクール【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】

デザイン

Posted by hatch